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1. 調査士受験のきっかけとモチベーション


調査士受験のきっかけは,人それぞれだと思います。私の場合は,なんとなくという軽い気持ちからです。父が調査士事務所を開いていることもあり,跡継ぎとして早いうちに取れるなら取っておこうという感じです。しかし,取ろうと決心したからには本気でやらなければ合格なんてできるわけありません。そして,勉強量を考えるとモチベーションをずっと保たなければなりません。なにか目標を掲げてみましょう。私の場合は,「絶対一発合格」でした。正月には,切れそうなモチベーションを保つために書初めをしたくらいです。


2. 学校選びとモチベーション


学校を選ぶにあたって,身近な合格者である父から話を聞きました。父も早稲田法科専門学院の卒業生ということもあり,すぐ決まりましたが細かいことが知りたくて,出版されている合格体験記を読みました。この本には,モチベーションが切れそうになったときに何度も救われました。本には,他の学校にはない暖かい空気みたいな言葉をよく目にしましたが,その通りでした。講義中は質問をしやすいように,勉強においていかれている人がいてもすぐわかるようにもう一度説明してくれたり,職員の方たちも受験案内など細かいところのケアをしてくれました。他の学校のことはわかりませんが,私は早稲田法科専門学院に通ってよかったと心から思います。


3. 具体的な学習方法


法律を学ぶのは初めてで何をやればいいのかわかりませんでした。算数も苦手意識があり,慣れるまで時間がかかりました。私は6月生として参加させていただき,そこで講師をされていた鈴木先生に言われたことを忠実に行いました。11月から本講義が始まるのでそれまでに受験100講を一回は読破すること,六法に慣れること,計算はなんでもいいから毎日すること,定規に慣れること,以上4点を本講義が始まるまでに毎日地道にこなしていました。 受験100講は,法律を勉強したことがない人が読むと難しく感じると思いますが,1回目を何も考えないで読むと2回目以降からなんとなく書かれている内容が理解できるようになります。六法を開くのは,受験100講を1回読み終わってからがいいと思います。 深田先生がよく講義内で「試験問題はこの本からでるから」と仰られていましたが,多少疑問はあったものの勉強を進めるに連れてその言葉の信憑性が確かなものとなりました。法律を勉強するのが楽しくなってきたら,法文解説を購入してみることをお勧めします。より一層理解が深まり,勉強することが楽しくなります。私が読んでいたのが,日本評論社が出版する「基本法コンメンタール」という本でしたが,法文一条一条にどういった趣旨で成り立っているか,また関連の判例が載っているので途中から講義以外で六法を開くことがなくなりました。 計算と図面作成は授業で配られた問題と受験100講〔Ⅲ〕書式編に載ってる基礎問題を繰り返しやりました。最初は,計算を考えるより関数電卓に慣れることに集中したほうがいいと思います。慣れてきたら計算方法を考え,それを応用できるようにいろいろな方法を模索します。一通りやってみると意外と計算方法は少ないもので,あとは自分にあった計算方法を絞り込めれば計算ミスが少なくなると思います。図面作成については,後記書式対策で書きたいと思います。


4. 択一対策と答案練習


3月から答案練習会が行われますが,絶対に本試験じゃないからとかその様な気持ちで挑まないでください。私は,成績自体はあまりよくありませんでしたが,毎回本試験だと思って挑んでいました。そうすることによって自分の理解の深さの確認と本試験までの課題が見つかります。講師の松元先生が「本試験でできればいいんだから。今できても本試験で出来なかったら意味ないでしょ」とよく仰られましたが,その通りだと思います。私は,復習はもちろんしましたが,見つけた課題を,本試験1ヶ月前をゴールとしそこから逆算して勉強しました。  択一対策として,まず片付けてほしいのが調査士法です。私は,後回しにしてしまって失敗しました。次に民法の基礎は固めておいたほうがいいです。これも後回しにして失敗しました。学習方法としては,調査士法は受験100講と法文で十分だと思います。民法は条文も多く,手続法である不動産登記法と違って何をしていいのかわからず,苦手意識からか時間がかかりました。まず公務員試験などの簡単な択一問題から手をつけることをおすすめします。意外と似たような問題が多く,わかりやすい図があったりして比較的短期間で一通り理解することができました。


5. 書式対策と答案練習


本試験は時間との勝負だ,とよく言います。時間は2時間半と長いような短いような時間です。択一を40分程度で終わらせることを考えると残りの1時間50分は書式になるわけですが,土地1時間・建物50分と考えると時間ぴったりで余裕がありません。要するに書式が早く終われば見直しなどいろいろな時間が出来るわけです。書式は,情報収集と計算と申請書・図面作成をしなければならないので結構な作業量を求められます。情報収集と計算自体に個人差はあまりないと思います。ということは,図面作成を早く終わらせれば終わらせるほど時間が余るわけです。図面作成を極めた者が本試験を制すると言っても過言ではありません。私は,1年間の学習期間で図面作成を早くする訓練を,時間を計りながらやりました。他の人がどのくらいで作成するかわかりませんが,最終的に地積測量図が平均9分,建物図面各階平面図が平均8分で作成できるようになりました。実際本試験では,30分もの時間が出来ました(あるところで悩んで無駄にしましたが)。作成方法については,ひとそれぞれだと思いますので学校で仲間を作り,お互いに模索し検証すると楽しみがまた増えます。1つ確実なのは,各階平面図の1階の形状は最初に書いたほうがいいと思います。 申請書の作成要領は,講義と答案練習会を重ねていき,復習をきちんとやっていれば本試験では書けるようになっています。私が答案練習会で毎回やっていたことは,これってどのくらい減点されるんだろうとかいろいろ試していました。というのも,本試験の採点基準がわからないため,その年の試験委員によって変わっていくと考えたからです。本試験でこれで減点されて落ちたとなるより本試験同様に行われている答案練習会で試したほうがいいですよね。答案練習会も解説だけを聞いて復習するだけではなく,受けている時間も有意義にするといいと思います。


6. 本試験当日と前日の過ごし方


本試験の前日は,何も勉強しませんでした。今からやっても遅いしやれるだけのことはやったと満足感があれば,あとは当日落ち着いてれば心配することはありません。しかし,前日というのは落ち着かないもので,時間をつぶすために大掃除をしました。 本試験当日は,早めに学校の仲間と合流しお茶をしながら雑談をしていました。時間が近づいてきて,教室に入ってみると机が傾斜のあるタイプのもので驚きました(後に仲間に聞いたところ私だけでした)。こういった事態も有り得ますので,滑り止めとして電卓と定規には紙やすりをつけておくといいと思います。使ったことがない計算式で座標を求めたり,図面もこのくらいなら大丈夫だろうとか考えながら解いていると答案練習会みたいな感覚になり,落ち着いて問題に挑めました。答案練習会を本試験と思って挑んでいると,こういったところにも強みが出ます。試験自体は,最初は頭が真っ白になりましたが,結果として実力が出せたと思います。


7. 最後に


最後になってしまいましたが,深田先生・松元先生を始めとする答案練習会の問題を練ってくださった先生方,サポートしてくださった事務の方々,本当にありがとうございます。感謝してもしきれません。また,この体験記を最後まで読んでくださり,ありがとうございます。乱雑な文で読みづらい箇所が多々あったと思いますが,調査士を目指す上で少しでも役に立てればと思います。ありがとうございました。