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私が土地家屋調査士を目指す決意をしたのは平成27年のこと。そして、平成28年度に初めて調査士試験を受験し、2回目となる平成29年度の本試験で合格することができました。その間に私が取り組んできたことや、考えてきたことを体験記として書いてみたいと思います。


土地家屋調査士として仕事をするためには、調査士試験に合格することが必須条件ですが、試験勉強だけをやっていたのでは、事務所を開業することは難しいと思います。私の場合は、全くの異業種に身を置いていたので、調査士を目指す決意をしてすぐに、測量会社へ転職しました。 これには「測量ができないと調査士業務が務まらない」という現実的な問題だけではなく、後戻りできない(合格を諦めない)状況をつくるためでもありました。いま振り返ってみると、結果的にこれが踏ん張りにつながったのだと思います。


調査士試験の勉強を始めたのは平成28年5月。難関と言われる試験なので、とても3ヶ月では戦えないと思いながらも、8月の本試験を受験しました。当然結果は不合格。調査士試験を突破するためには2時間30分の時間配分と基本事項でミスをなくすことが重要だと思い知らされました。 焦るとミスはつきもの。自分の理想的な時間配分で戦うためには、いかに効率よく問題を検討して解答を作成できるかであり、そのために必要なことは基本の習得と定着だと考えました。


 次の本試験までに残された時間は1年。「1年しかない」とも考えられますが、私は「1年もある」と考えて計画を立てました。調査士試験は直前の詰め込み学習で乗り切れるほど簡単な試験ではないので、1年のなかで学習スケジュールを組んで少しずつやるしかありません。それゆえ、せっかく覚えたことを忘れてしまうのも1年という受験期間。1年あるからこそ、反復学習で知識を定着させるように意識しました。


仕事をしながら受験勉強を進めていくのは非常につらいものがあります。測量会社ですと、日中は現場作業、夕方から事務所内作業となるため、帰宅時間が21~22時頃になることも少なくありません。特に夏場は日中の現場作業で体力的に厳しく、また1~3月の年度末にかけては業務が集中し、帰宅時間は連日遅くなりました。この状況では机に向かっても眠気との闘いとなり、集中して何時間も勉強することはできません。


そこで私の場合、テキストや六法はすぐに眠くなってしまうので、平日の夜は書式対策として構成がシンプルな基本問題だけを1~2問取り組みました。(早稲田法科の『土地家屋調査士受験100講 書式編』は、書式の基本パターンを習得、定着させるのに最適な問題集だと思います。) そして択一対策としては、30分程度ですが出勤前にコンビニの駐車場にクルマを停めてひたすら過去問を回しました。(択一なら机がなくてもできる。) 一方でテキストの読み込みや書式の過去問は、まとまった時間が必要なので、土日に集中的に行いました。これが1週間の基本的な勉強スタイルです。 平日は確保できる勉強時間も少なくなりがちですが、少しの時間の積み重ねが大きな成果になると信じて、どんなに帰宅時間が遅い日でも必ず机に向かうようにし、毎日勉強することにこだわりました。


平成29年度の本試験が近づく中、7月に早稲田法科の模擬試験を受験し、課題としてきた2時間30分の時間配分を確認することにしました。時間配分については本試験に向けてのシミュレーションが上手くできたのですが、それよりも択一の得点が伸びないことが気がかりとなりました。 そこで、基本事項をもう一度再点検しようと思い、本試験1ヶ月前にテキストを最初から読み直し、重要事項の書き出しを行ないました。この時期にこの勉強方法が相応しいのかどうかはわかりませんが、自信をもって本試験に臨むために不安要素は徹底的につぶす気持ちで直前期を過ごしました。


そしていよいよ本試験当日。「1年間あれだけ問題を解いてきたから大丈夫。自分が解けない問題は、他の人はもっと解けないはず・・・」そう考えることで、緊張することなく2時間30分を自分なりにコントロールし、落ち着いて解答することができました。 直前期に追い込みをかけた択一も、目標としていた18問(45点)をクリアすることができました。模擬試験の結果をもとに修正できたことが大きかったと思います。


私が受験勉強を続けることができたのは、「土地家屋調査士になりたい」という強い気持ちが途切れなかったからだと思います。試験に合格しなければ調査士にはなれません。それならば合格するしかない。その気持ちだけでした。 合格できた今でも、土地家屋調査士として実務に携わるための勉強はこれからも続きます。本当に大変なのはこれからだと思っています。けれど、調査士試験の勉強を1日も欠かさずに続けてきたこと、その努力が実って合格できたことは、これから先で待ち受ける数々の困難を乗り越える力になってくれるはずです。まだまだ頑張ります。


最後になりましたが、早稲田法科専門学院の皆様には大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。